定期的な再考が大切。自分らしい看護観とは

「自分はこういう看護観を持っている」というのがはっきりとしている人もいるでしょう。看護師を目指したときからずっと同じ考え方を守り続けている人も少なくありません。
ただ、その看護観は本当に自分が本音で考えているものなのでしょうか。実は過去にこれこそが自分の看護観だと決めてしまったために、その考え方に縛られて働いているかもしれません。
看護観は変化していくものなので、看護師は定期的に再考してみるのが重要です。

看護観は、現場で働いているうちに大きく変化していくのが一般的です。特に、新しい職場で働き始めてからの数年間は周囲からの刺激も大きく、現場でも多様な経験をしていくことになります。
このような刺激と経験によって看護に対する考え方も変わるのは当然でしょう。そのため、定期的に看護観を見直しすることによって、どんな形で看護をしていくのが良いのかを考えてみるのが大切なのです。
その変化に応じて、働き方や職場を変えてみるのも良い方法です。看護観の変わり方によっては、医療現場で働くよりも介護現場の方が良いと思うようになるといった可能性もあります。
同じ医療の現場でも、自分なりの考え方が通用するのは外科よりも内科だという場合もあるでしょう。その場合には、異動を希望したり転職したりして、もっと自分なりに納得できる形で働けるようにするのが賢明です。
納得感がある働き方をするのは最も重要なことなので、看護師として大切なことである看護観は定期的に再考しましょう。

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